株式会社オシンテック(本社兵庫県神戸市、代表取締役小田真人)が運営する各国のルールトレンド情報提供ウェブサイト「RuleWatcher」は、2022年7月25日より環境省の行う令和4年度「気候難民の厚生に資する産官学連携適応国際協力コミュニティ振興」※において、関連情報収集および共有機能を専門家の方々にご提供しています。
地球温暖化に伴う異常気象で住まいを追われる「気候難民」が増加しています。世界銀行の試算によれば、こうした気候難民は、2050年までに2億人を超えるとされており、その発生予防や発生後の支援体制の構築は喫緊の課題になっています。
しかしながら、気候難民の発生メカニズムは多様であり、支援についても領域を横断することが分かっています。そこで、学際的な専門家コミュニティでメカニズムを整理し、気候資金等の活用を念頭に、官民が連携して有効な支援を具体的に検討することが肝要です。
情報収集の一例:世界各地で発信されたデータをもとに「気候変動によって移住を余儀なくされた人たち」を示す多様なキーフレーズで抽出し、単語によってクラスタリングしています。それぞれのパネルから情報をドリルダウンすることが可能です。
RuleWatcherは、各国政府や国際機関が発信する一次情報を整理し、各種のテーマに分類して探索することが可能なウェブサービスです。既存のテーマには気候変動緩和および気候変動適応のみならず、食料システムや世界の人権など、気候難民の概念を包含できる幅広い分野が存在することから、気候難民にまつわる複数の領域における専門家の利用に適したプラットフォームとして選定されました。
今後、専門家コミュニティによるインプットをうけ、気候難民の発生・波及・被害メカニズムの整理に合わせて情報収集を行って参ります。
※英語名 Project for forming an interdisciplinary expert community to contribute to the well-being of climate-displaced persons
本件に関するお問合せ
株式会社オシンテック
広報担当 小田一枝
hello@osintech.net
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