オシンテックのキャラクターたちをご紹介します。
彼らが登場する「あいうえお小説」もぜひお楽しみください。
オシン(OSIN)
RuleWatcherの管理人。
自分が組み立てたウォッちゃんと協力して運営がスムーズにいくように気を配っている。ウォッちゃんが混乱するとすごく焦る。お爺ちゃん(テリ爺)の古道具屋の店番もしながら、「オープンソース・インテリジェンス(オシント)」を学んでいる。
RW-078(通称ウォッちゃん)
RuleWatcherで世界中のデータを集めてくるロボ。
テリ爺の店にあったどこかの国の珍品(?)からオシンが作った。腕を伸ばすと世界の情報をキャッチでき、世界中の言葉を理解する超高性能だが、ときどき混乱することもある。先日は情報の束に足を引っかけて転び、半日のあいだ記憶喪失になっていた。
テリ爺
オシンを育てた謎のおじいちゃん。
世界中を冒険しており、じつは「オープンソース・インテリジェンス(オシント)」の達人でもある。
冒険のついでに手に入れたグッズを売る古道具屋「テリーの店」を経営しているが、店をほったらかしてふらりと旅に出てしまう。月に一度帰ってきて、「インテリジェンス」についてつぶやく。
インテリジェンヌ様
インテリジェンスの女神。
満月の夜になると下界にある「相談の館」に降り立ち、悩み多き相談者に、インテリジェンスのあるべき道を示してくれる。なお、あまりにインテリジェンスがすごいので、「ス」が飛び出て「ヌ」なってしまったといううわさも。言い方がちょっときつい。
ヒュー・ミント(Hugh Minto)
密かな情報を人脈を駆使して掴んでくる「ヒューマン・インテリジェンス(ヒューミント)」の達人。
オシントの達人であるテリ爺を敬愛している。約2m(198cm)の長身ゆえに、来日するとしょっちゅう鴨居に頭をぶつけている。
イ・ミント(李敏道)
「イメージ・インテリジェンス(イミント)」(画像を分析して情報を特定する)プロ。
韓国生まれの韓国人だが辛い物が苦手なため、カメラと一緒にいつもお手製の辛み緩和ソース(豆乳やヨーグルトを混ぜたもの)を携帯しているらしい。
コリント(Korinth)
利害関係を同じくするインテリジェンス機関がうまく協業できるよう取り持つ「コレクティブ・インテリジェンス(コリント)」の専門家。
パーティ好きのギリシャ人。普段の彼もそのパワーを発揮して、パーティではサーブボーイさながら「いや~その話だったら向こうでも盛り上がってたよ」「え、僕繋げようか?」「バカンスは海行きたいよね~予約とるよ?」と盛上げている。
コミント(科 敏朵)
「コミュニケーション・インテリジェンス(コミント)」暗号解読のプロ。
中国出身の彼女はインターネットが当たり前になるずっと昔から数多の難解な暗号を解き明かしてきた凄腕の持ち主。日頃は目立たずにテリーの店の四軒隣で小さなラーメン店を営むおばちゃんに身をやつしている。
エリン・ト(Elin Tor)
電磁波解析「エレクロニック・インテリジェンス(エリント)」の専門家。信号のパラメーターを得ることで、傍受先の装備などの全体構造を把握し、ほかの解読につなげる。
日本家屋好きのアメリカ人でもあり、肉眼だけでも何かを察知しようとして床柱を眺めるというオタクぶりを発揮する。
テキント(Theodor Quinto)
軍の装備を研究し、使われている技術や弱点などを見つけ出す「テクニカル・インテリジェンス(テキント)」専門家。
家電すら探究の対象にするフランス人。来日時には、持参したクロワッサンの温め直しに、日本のオーブントースターの技術との整合を図ったりしている。
シギント(シン・シギント)
通信傍受「シグナル・インテリジェンス(シギント)」を専門にしている。
大西洋上のミニ国家シギント公国、シギント公の三男。もともと基地だった島で独立を宣言した国なので、国中軍事インテリジェンス人材がうようよしているらしい。
・・・こんな面々が登場する、マガジン連載小説「あいうえお小説」をぜひお楽しみください。
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